家具付き物件のメリットとデメリット

　家具付き物件とは、一般的な家具がそろっていて、なおかつ通常の賃貸契約で入居する物件です。洗濯機や電子レンジなど、必要な家電がそろっているものが大半です。家具付き物件の最大のメリットは、入居時や退去時の引越しが楽なことです。通常の賃貸では、荷物を運びこむ量が多ければもちろん引っ越し費用がかさみますし、新たにそろえるのももちろんお金がかかります。家具がそろっていない場合は、家具付き物件を選ぶことで初期費用を抑えることができるのです。そして退去時には、大きな家具を運び出すか、余分しなければいけません。そうした煩わしさやお金が不要な事が、家具付き物件の魅力です。大家さん側から見れば、大きな家具の運び込みや運びだしがないので、部屋が傷つきにくいというメリットがあります。また、お部屋の内装に凝った、個性的な物件を探す事も可能です。友だちに自慢できる部屋を探してみるのもいいですよ。
　こうした家具付き物件は、敷金・礼金が不要な物が多く１年程度の短期の居住なら、マンスリーマンションや通常の賃貸物件よりもトータルでの費用が安くなります。ただ、家具付き物件は、そのほとんどが単身者向けの物件となっていますから、ファミリー向けの家具付き物件を探すのは難しい事です。また、寝具などのリネン類が完備されている場合、もちろんクリーニングされていますが新品ではない場合がありますので、人が使った寝具に抵抗のある人は事前に確認する必要があります。