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ルームシェアとシェアハウス

 ルームシェアは、一つの部屋の中に複数の人が暮らす事で、シェアハウスは個室があって、水回りなどの設備を共同で使う賃貸住宅です。通常の複数入居可能な物件でルームシェア用の部屋にしたり、一戸建てを借りてシェアハウスにすることも可能ですが、生活スタイルに、他人との共同生活を望む人が増えてきたため、専用の物件も出てきました。ルームシェア物件はもともと占有面積が少なく、プライバシー確保も難しいため、同じ地域で1Rを借りるよりはもちろん安上がりですが、シェアハウス用の物件の場合は決して安上がりとはならない物件の数多くあります。このため、安い部屋を探したい場合はシェアハウス以外の物件を見ていきましょう。
 ルームシェアは安く住めることが最大のメリットですが、通常の1Rでは友達同士での居住を禁止している場合もあります。これは男女の友人同士だけではなく、同性の友人でも一緒です。狭くて構わない場合は、ルームシェア用の物件を探しましょう。ルームシェアで大きな問題になるのは、人間関係です。仲の良い友達同士でもケンカになることはあるはずですが、同じ部屋に住んでいるとお互いに頭を冷やす個室がないため、人間関係が悪化する事もあります。ひとつの室内ですと、掃除の分担やゴミだしなどでも問題が起こる可能性がありますので、多少割り切れる付き合いの人と一緒の方が住みやすい場合もあります。
 シェアハウス用の物件は、物件を運営する側の考え方でプライバシーに対する考え方が大きく異なります。ゲストハウスと同様に、個人のプライバシーには踏み込まない物件もありますし、レクリエーションやイベントなどを通して住民同士の繋がりを重視する物件もあります。人付きあいが煩わしい人には、住民同士のつながりを重視した物件は浮いてしまいますので向いていません。
 こうした物件の探し方は、シェアハウスかルームシェアの運営者に問い合わせるか、シェアハウスの紹介も行う不動産業者を探します。一緒に住む人が決まっていれば通常の賃貸物件で、共同生活可能なものを探す事もできますし、ネットでルームメイトやシェアメイトを探す事も可能です。ただし、他人と一緒に住む場合は、家賃滞納などを行わない共同生活を送る上で信頼できる人物を探す必要があります。